ねむたい備忘録

エンジニアという名のただのオタク

幼馴染と海に向かって、二人でエロ漫画家になろうと決意した日

半年ぶりに幼馴染が帰ってきた。
先日の査定の結果もあり私のテンションはどん底だった。

 

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彼女に愚痴を聞いてもらいたいと思っていたが、

なんと彼女も同じような苦しみを抱え一週間休みを取り地元に帰ってきたのだった。

 

お互いこんな気分なのだ。

多少血迷ったことを言われても受け入れる覚悟はできている。

 

 


「チャリで海まで行こうぜ。レンタルするわ。」

 

 

 

 

自転車に乗るなんて5年ぶりだった。
気づけば自転車に乗るという行為は私達の中では「非日常」になっていた。高校生の時はあれだけ乗り回していたというのに、時の流れはなんとも切ない感情を私たちに突きつけるものだ。

この非日常に私達は完全に気持ちを持っていかれた。今までにないくらいきゃっきゃしながら自転車で海へ向かった。傍から見たら異常だったかもしれない。彼女はギアの変え方がわからなくて信号待ちにがしゃがしゃギアを変えるから全力で止めた。そんなやり取りが本当に楽しかった。


平日の昼間だから人もいないだろうと思っていた海岸沿いは若者で溢れていた。
世はまさに春休み。田舎の町で行き場を失った若者は皆意味もなく海へ訪れるのが定番なのか。

 

人混みを避けようと思って海に出向いたというのに、海にここまで人がいるとは予想外だった。こうなったら仕方ないと一番人がいなさそうな奥まで向かった。

 

自転車で行ける限界まで来れば入り口付近よりはまだ人が少ないエリアに辿り着いた。ここまでくればいいだろうと自転車を停め、堤防に腰を下ろす。
途中で買ったモンエナとポテチを取り出し乾杯。大人になるとつい飲みにばかり行ってしまう。たまにはこんな健全な集まりもなかなかに味がある。

 


波の音を聞きながらまったりと過ごす・・・。
そんな素敵な時間・・・。

 

 

 

なんてものは訪れない。

 

 

 

 


まず横にサックスを演奏するおじさん。
これがまたとても下手である。
二人とも中学時代に吹奏楽をやっていたのもあって(筆者はサックスでした)
あまりの下手さに笑いが堪えられない。
しかもずっと京都へ行こうの曲を練習している。きつい。
ていうか海で練習って楽器傷まない?大丈夫?なんてしょうもない感想を述べては大爆笑。

 

 

あれ?おかしいぞ?こんなはずじゃなかった。
もっとこう、のんびりした時間を味わう予定だったはずだ。
だけど笑えている。それがすごく嬉しい。

 

彼女に会うまで仕事のことを考えるだけで憂鬱だった。上がらない給料に増える残業時間。どう考えても残業しないと終わらない量の仕事があるのに残業すると怒られる。残業時間は先に帰るし昼間は何も助けてくれない名ばかりの上司。
副業したくても疲労がすごすぎてそれどころじゃない。


人生詰んだかもしれん。ここ数日そんなことしか考えていなかった。

 

でも、友達と海に来るだけでこんなに楽しいじゃないか。
会えてよかったなあ。本当に。

 

友人「ねえ、すっごく楽しいね。」
私「そうだね。チャリ疲れるけど。」
友人「でも、今日が終わったらまた仕事しなきゃいけないのやだね。」
私「いつになったら仕事しなきゃいけない世界線から抜け出せるんだろう。」
友人「仕事はいいんだけど、理不尽な社会の圧力に負けるのが嫌だ。」
私「それなofそれなすぎるんだが。」
友人「・・・私、今の仕事やめたらエロ漫画家になる。」
私「前も言ってたなそれ。」
友人「二人で同人サークルやろうよ。」
私「なにそれ、面白そうやん。それなら私も仕事辞めるわ。」
友人「最高かよ。親友じゃん。」
私「どんだけ仕事嫌でもお前となら頑張るよ。」
友人「ウゥ・・・!好き!」

 

 


私がエロ漫画家になる日もそう遠くないかもしれない。