ねむたい備忘録

エンジニアという名のただのオタク

ビスコは美味しい

今日は私と同じ部署のばなな先輩の話をします。

 


説明しよう!
ばなな先輩とは、私の部署にいるおっぺけな先輩である!ばなな先輩と呼んでいるのは仕事で私と喧嘩するたびに「今度東京ばな奈買ってくるので許してください…。」と締めるからである!ちなみに私はラインの名前も「東京ばな奈くれる人」に変更済みだ!

 

 

 

 

とある平日の残業時間。


ばなな先輩の机の上にビスコが置いてあった。
それは会社の売店で売っているビスコだ。確かカフェオレ味。

 

そのビスコに太目のマーカーで大きく「緊急!」と書かれていた。
一体ビスコの何が緊急なのだろうか。普段私から話しかけることはあまりないのだが、つい気になってばなな先輩に聞いた。

 

「そのビスコ、なんで緊急って書いてあるんですか?」
「これは、本当にお腹が空いた緊急時に食べる用です。」
「?????????」

 

 


意味が・・・分からない・・・。


私がおかしいのだろうか。「緊急!」と書いておかないといけない理由が分からない。ちゃんと書いておかないと、お腹が空いていないときに食べてしまうのだろうか。

 

 

「緊急って書いておかないといけないの?」
「自分で食べちゃうかもしれないし、もしかしたら誰かに食べられちゃうかもしれないじゃないですか。」
「?????????????」

 


分かり合えるわけがなかったのだ。自分の机の上に置いておいたお菓子を、もしかしたら誰かに食べられてしまうかもしれないなどと考えたことはあるだろうか。私はない。少なくとも社内で私の机の上のお菓子を勝手に食べる人物などいないと、勝手に思っていた。

 

しかし、ばなな先輩は誰かにお菓子を食べられてしまうかもしれないという警戒心を持ちながら毎日この会社に出社しているのだ。いったいどんなサバンナのような生活を送っているのだろうか。ちなみにばなな先輩は一人っ子実家暮らしである。ちなみに自分のお菓子を食べられちゃった経験あるの?と聞いたら、彼は一度も無いと真顔で答えた。

 


数日後、ばなな先輩は「緊急!」と書かれたビスコを食べていた。

 

「ついに緊急事態ですか。」
「朝ごはん、食べ損ねてしまったので。」


ばなな先輩は悲しそうにそう呟いた。
仕方がないので、私の食べかけのビスコをあげるととても喜んでくれた。
売店ビスコは安価でお腹にたまるし大人気である。